LONG WAY HOME
外は雨だし、北京オリンピックも結構見飽きてきたので・・・GYAOで映画を見ました。今は亡き名優ジャック・レモン主演の映画、というよりテレビドラマらしいです。
妻に先立たれたトムは、息子夫婦と一緒に住んでいました。仕事を引退したトムは家財道具を売りに出されてしまい、息子夫婦の家で肩身の狭い思いをしていました。そんな所に、一通の手紙が届きます。昔むかし、55年前の恋人からの手紙でした。彼女は西海岸に住んでいるらしい・・・。
ある日、息子の嫁と出かけたトムは、1人で家に帰る途中で偶然若い娘リアンと出会います。彼女は西海岸の両親の元へ向かうところでした。トムはふら~っと彼女と一緒に西海岸へ行くことにしました。自分の孫くらい歳の離れている彼女と一緒に。
ここから西海岸への長い旅が始まるのです。彼女の車が故障し、ヒッチハイクで西へ西へと向かいます。サーカス集団の車に乗り、長距離トラックに乗り、そしてバスに乗って。
リアンが両親の元に帰ると、父親の体調がすこぶる悪くなっていることに気づきました。余命わずか三週間。一方、トムはかつての恋人と55年ぶりの再会を果たします。そして、今度はトムの住んでいるカンザスで再び会うことを約束するのです。
家とは、家族とはなんだろうと考えさせてくれる作品でした。リアンにとって、父親が余命あと少しという現実が待っていましたが、それでも彼女にとっての「家」は西海岸のカリフォルニアの「家」だったわけです。トムにとっての「家」はカンザスの息子夫婦と一緒の「家」なんだろうと思いました。最後の場面で、トムは息子に「お前たちに話したことがいっぱいある」と電話で言います。引退したけど、その家でまた仕事を再開するつもりなんだろうと推測できます。そこがトムにとっての家なんですね、きっと。
もう1つ感じたことがありまして。この旅によって、色んな人達の人生が交差し、それによってその人達の人生に変化が起きた事ですね。トムとリアンという全く見ず知らずの2人が出会いました。トムはかつての恋人と再会を果たしました。トムは若い頃、彼女と真剣に結婚を考えていたようですが、2人の人生はすれ違ってしまいました。でも再びこうして出会えたわけです。そしてトムもリアンも少しだけ強くなりました。
かつて、旅行会社の方が言っていた言葉を思い出します。
「旅とは本来その道程を楽しむものです。今はより早く目的地について、そこでたくさん楽しむことがメインになっていますが、それは本当の旅の姿ではない」
本当の旅をしてみたいものです。
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